アドマイヤテラ
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2026年3月22日、阪神競馬場で行われた阪神大賞典(G2・芝3000m)でアドマイヤテラが1番人気に応えてレコードタイム3分02秒0で圧勝し、鞍上の武豊騎手が二つの歴史的大記録を同時達成したことで大きな話題となっている。

武豊騎手が達成した「デビューから40年連続JRA重賞制覇」は、次位の岡部幸雄騎手(28年)を12年も上回る前人未到の記録だ。さらに阪神大賞典9勝目は、自身が持つ京都大賞典の9勝に並ぶJRA同一重賞最多勝利タイ記録でもある。JRA重賞通算367勝目となったこの勝利に、競馬ファンからは「宇宙」「金字塔」と称える声が相次いだ。

アドマイヤテラは牡5歳、父レイデオロ・母アドマイヤミヤビ(ハーツクライ産駒)という血統の馬で、友道康夫調教師が管理する。武豊騎手とは菊花賞で初コンビを組んで3着、2025年の目黒記念で重賞初制覇を果たしており、今回が阪神大賞典での初対戦となった。レース内容は1000mごとのラップが63.1-61.1-57.8という後半加速のロングスパートで、「一番強い馬が一番消耗のない乗り方」と評されるほど完璧な内容だった。

注目すべき点として、前走で川田騎手が騎乗していたアドマイヤテラに武豊騎手が戻ってきた背景がある。川田騎手は天皇賞・春でエリキングへの騎乗が決まっているため、本番でも武豊騎手とアドマイヤテラのコンビが継続する見通しだ。

また、レイデオロ産駒として長距離G2を制したことも競馬関係者の注目を集めている。レイデオロ産駒は晩成型・スタミナ型の傾向があり、アドマイヤテラはその代表馬として種牡馬レイデオロの評価向上にも貢献している。ウマ娘ファンからのイラスト投稿も拡散し、純粋な競馬ファン以外の層にも名前が広まった。

次走は天皇賞・春(G1)が有力視されており、レコード勝ちで弾みをつけたアドマイヤテラと57歳の武豊騎手がG1制覇を狙う姿に、多くのファンが期待を寄せている。