ワンダーディーン
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2026年3月28日夜、アラブ首長国連邦のメイダン競馬場で行われたUAEダービー(G2)で、日本の栗東・高柳大輔厩舎が管理するワンダーディーン(牡3歳)が優勝し、海外重賞初勝利を飾った。これにより日本馬はこのレースで5年連続優勝という歴史的快挙を達成した。

レース結果は1着ワンダーディーン、2着シックススピード(UAE)、3着パイロマンサー(日本)。ワンダーディーンは2番手追走から直線で逃げ粘るシックススピードを差し切り、日本馬の5連覇を成し遂げた。3着にも日本馬パイロマンサーが続き、日本勢が上位を占める結果となった。

今回の勝利には劇的な背景もある。当初ワンダーディーンの騎手はオイシン・マーフィー騎手が予定されていたが、騎乗停止処分を受けたため、急遽クリスチャン・デムーロ(C.デムーロ)騎手に変更となった。それでも結果は見事な勝利となり、ファンを沸かせた。

日本馬5連覇の歴史は、2022年クラウンプライド、2023年デルマソトガケ、2024年フォーエバーヤング、2025年アドマイヤデイトナ、そして2026年ワンダーディーンと続く。UAEダービーはケンタッキーダービーへの出走権ポイントが付与されるレースとしても知られており、高柳大調教師はレース後に「もちろんケンタッキーダービーに向かいます」と次の目標を即座に明言した。

ワンダーディーンの血統も注目を集めている。父はディーマジェスティ、5代母には桜花賞馬アラホウトクを持つ。さらに母父はワンダーアキュートで、現時点でワンダーアキュートを母父に持つ現役馬はワンダーディーン1頭のみという超希少血統でもある。また、北海道浦河町の高昭牧場生産で、父・母・母父すべてが日高産という「日高の結晶」とも呼ばれている。

レースは日本時間22時30分発走で、多くの競馬ファンがリアルタイムで観戦・実況投稿を行い、SNS上でも大きな盛り上がりを見せた。今後はケンタッキーダービーへの挑戦が注目される。