2026年2月21日深夜0時30分、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのスピードスケート女子1500mが行われ、高木美帆が今大会のラストレースに臨んだ。これが「高木美帆」が深夜にもかかわらずトレンド入りした理由だ。
高木美帆は1500mの世界記録保持者(1分49秒83、2019年3月10日ソルトレークシティで樹立)であり、平昌2018・北京2022と2大会連続で銀メダルを獲得してきた本命種目。悲願の金メダルへの期待は非常に高く、レース前から応援投稿が殺到した。出走順は最終15組でアウトレーンからのスタートとなり、最大のライバルと見られていたオランダのヨイ・ベーネが今大会の1500m出場権を得られず不在だったことも、金メダル獲得への期待をさらに高めた。
しかし結果は1分54秒86の6位。悲願の金メダルには届かなかった。レース後、解説を務めていた姉・高木菜那さんが「美帆頑張った」とお姉ちゃんに戻った場面が多くの視聴者の感情を揺さぶり、競技を超えた人間ドラマとして広く拡散された。
一方で、今大会の高木美帆の活躍は歴史的なものだった。500m・1000m・団体パシュートで3つの銅メダルを獲得し、オリンピック通算メダル数は10個に到達。これは冬季オリンピックにおける日本女子選手として歴代最多の記録だ。日本選手団の主将として4度目の五輪を戦い抜いた高木美帆は、W杯1500m種目別総合優勝を5シーズン連続6度目達成するなど、スピードスケート界を長年にわたって牽引してきた。
SNS上では金メダルを逃した悔しさよりも、4度の五輪で積み上げた偉大な記録への敬意と感謝が前面に出た反応が圧倒的多数を占めた。「大号泣」「お疲れ様でした」「かっこよかった」という声が溢れ、高木美帆の競技人生への惜別と称賛が深夜のSNSを埋め尽くした。
高木美帆選手の1500で大号泣😭