チョクベイ
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ミラノ・コルティナ2026冬季五輪のフィギュアスケート・アイスダンス個人戦が2月9日(日本時間10日未明)に開幕し、金メダル最有力候補であるアメリカ代表マディソン・チョック/エバン・ベイツ組(通称チョクベイ)の過酷なスケジュールが大きな注目を集めている。

チョクベイは2月6日から8日にかけて行われた団体戦で、リズムダンス(91.06点で1位)とフリーダンス(133.23点で1位)の両方にフル出場し、アメリカの団体金メダル獲得に貢献した。その直後、わずか中1日で個人戦リズムダンスに臨むことになった。一方、最大のライバルであるフランス代表のフルニエ・ボードリー/シゼロン組(通称フルシゼ)は、フランスが団体戦予選6位で決勝に進めなかったため、リズムダンスのみの出場にとどまり体力を温存できた。この疲労差が金メダル争いにどう影響するかが、ファンの間で最大の議論となっている。

チョクベイは世界選手権3連覇中の絶対王者で、今大会が4度目の五輪出場となる。北京五輪では個人戦4位に終わっており、引退をほのめかす最後のシーズンで悲願の個人金メダルを目指す。対するフルシゼは2025年にカップルを結成したばかりの新ペアだが、シゼロンは北京五輪金メダリストであり、欧州選手権2026を圧勝するなど急成長を遂げている。唯一の直接対決となったグランプリファイナルではチョクベイが勝利したものの、僅差の戦いが予想される。

フリーダンスは2月11日に実施予定で、リズムダンスとフリーダンスの合計得点でメダルが決まる。世界王者の意地か、体力温存の新鋭か。アイスダンス史に残る頂上決戦の行方に注目が集まっている。