米最高裁
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2026年2月20日深夜(日本時間)、米連邦最高裁がトランプ大統領の相互関税を違法と判断する判決を下したことで、「米最高裁」がX上で大量の反応を集めトレンド入りした。

今回の判決で最高裁は、トランプ大統領が「国際緊急経済権限法(IEEPA)」の緊急権限を根拠に発動した相互関税について、「輸入を制限する」という同法の権限は関税賦課には不十分であり、相互関税などを課す権限は大統領に与えられていないと判断した。9人の判事のうち6人が違法との判断に賛成し、3人が反対した。

朝日新聞や毎日新聞などの報道によると、トランプ大統領が各国にかけた関税の適法性を争う訴訟で、最高裁は1審・2審の判断を支持する形で違法と認定した。この判決により、すでに輸入事業者が米当局に支払い済みの関税について、返還を求める動きが広がる公算が大きいとされている。ロイター通信などの報道では、違法判決が確定した場合に1750億ドル超の関税還付が必要になる可能性があると指摘されている。ただし、最高裁は関税還付の程度については判断を示さなかったと報じられている。

この訴訟には1000社を超える企業が関税の合法性を争って提訴しており、判決の影響は広範囲に及ぶ。トランプ政権にとっては主要な通商政策の根幹が司法によって否定された形となり、政権運営への打撃となっている。

市場への影響については、判決直後に株価が小幅上昇する場面もあったが、投資家の間では「輸入コスト減少による株高」と「金利上昇による伸び悩み」で見方が割れており、単純な株高シナリオにはならないとの見方も広がっている。日本国内でも「日本が支払った関税はどうなるのか」という対日関税の扱いへの関心が高く、日本経済への影響を問う声が多数上がっている。