米連邦最高裁が2026年2月20日、トランプ大統領の相互関税を違憲・違法と断じる歴史的判決を下した。日本時間2月21日0時台に速報が相次いだことで、「トランプ関税」が一気にトレンド入りした。
判決の核心は、トランプ大統領が国際緊急経済権限法(IEEPA)を根拠に発動した相互関税について、「大統領に関税発動の権限なし」として憲法違反と認定した点にある。投票結果は6対3で、トランプ氏が任命した保守派判事を含む多数意見として成立した。本来、関税は議会の権限であるにもかかわらず、トランプ政権は「緊急事態」を宣言して世界各国に関税を課してきた経緯がある。
経済的な影響も甚大だ。ロイターによると、違法判決により企業への関税還付額は1750億ドル超に上る可能性がある。日本経済新聞の報道では、今回違憲とされた関税のうち徴収済みの額は2025年12月14日時点で1200億ドル(約19兆円)を超えているとされる。1000社超の企業がトランプ関税の合法性を争い提訴していたことが、この判決につながった。
一方で、今回の判決はIEEPAに基づく相互関税が対象であり、自動車・鉄鋼・アルミニウムに対する関税は別の法的根拠に基づくため今回の判決対象外となる。そのため、日本への恩恵は限定的との見方も出ている。
判決後の金融市場は初動で株高反応を示し、ドル円やゴールドも大きく動いた。今後の焦点は、トランプ政権が通商法301条など別の法的根拠に切り替えて関税政策を継続するかどうかと、巨額の関税還付が実際に行われるかどうかの2点だ。トランプ大統領の今後の発言・対応にも引き続き注目が集まっている。
「トランプ関税」に最高裁が違憲判断。本来、関税は議会の権限なのに、トランプは「緊急事態」を宣言して勝手に世界各国に関税をかけてきた。だが、連邦最高裁はこれを違憲とした。今までトランプの言いなりだった最高裁もさすがにどうしようもなかったのだろう。https://t.co/Fd1lfG9gCR
保守派が多数を占める連邦最高裁がトランプ大統領の権限逸脱と判断。大したものです。しかしこれまでに徴収された関税19兆円はちゃんと戻されるのでしょうか。 >トランプ関税は憲法違反 米連邦最高裁が判決「大統領に権限なし」 - 日本経済新聞 https://t.co/hix7JlAytp
いろいろなところでずっとお伝えしていましたが、昨年11月の最高裁のやり取りを聴いた段階で違憲(違法)は明確でした。ポイントは「ほとんどの国のほとんどの輸入品に関税をかける緊急性はありえない」。トランプ関税は憲法違反 米連邦最高裁が判決「大統領に権限なし」 https://t.co/YdIQwsHYhX