2026年3月8日、東京ドームで行われたWBC1次ラウンドプールC・日本対オーストラリア戦が、野球の国際試合としては1966年の日米野球以来、約60年ぶりの「天覧試合」となった。天皇陛下・皇后陛下・愛子内親王殿下の3名がご観戦され、貴賓席にお出ましになった際には東京ドーム全体から大きな歓声と拍手が沸き起こった。
試合では、ロッキーズの菅野智之が先発し4回4安打無失点の好投を見せた。試合は一時オーストラリアに先行される展開となったが、4番・吉田正尚が逆転2ランホームランを放ち、日本が4-3で勝利。1次ラウンド3連勝でプールC首位通過を決めた。
この試合が特に大きな話題となった理由のひとつが、吉田のホームランが飛び出した時刻だ。午後9時10分ごろに放たれたこの一打は、1959年6月25日の天覧試合で長嶋茂雄がサヨナラ本塁打を放った時刻と一致するという劇的な偶然が重なった。天覧試合でホームランを打った選手として、長嶋茂雄らに続き吉田正尚が新たに名を連ねることとなった。
前回WBC優勝監督の栗山英樹氏がアテンド役を務めたことも注目を集めた。また、愛子内親王殿下にとってはプロ野球観戦が初めてとなり、皇室ファンとスポーツファンの双方から大きな関心が寄せられた。
一方で、この試合はNetflixの独占ライブ配信となっており、地上波放送はなかった。歴史的な天覧試合を多くの国民が無料で視聴できない状況に対し、「天覧試合の公共性と有料配信の矛盾」を指摘する声も一部で上がった。
侍ジャパンはこの勝利でプールC首位通過を確定させ、準々決勝ラウンドへの進出を決めている。今後の戦いにも引き続き注目が集まる。
天覧試合でホームランを打った選手 長嶋茂雄 坂崎一彦 藤本勝巳 王貞治 吉田正尚←new!
天覧試合、奇跡の一致 67年前のミスターサヨナラ本塁打も吉田正尚の逆転2ランも「21時10分」 #巨人 #giants https://t.co/RrIJsC5Kz1