山本祐大
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2026年5月12日、横浜DeNAベイスターズと福岡ソフトバンクホークスの間で、山本祐大捕手とソフトバンクの尾形崇斗投手・井上朋也内野手による1対2の交換トレードが成立したと両球団から正式発表された。シーズン真っ只中に現役正捕手を放出するという異例の決断が、野球ファンの間で大きな衝撃を呼んでいる。

山本祐大は2017年ドラフト9位でDeNAに入団した捕手で、2024年にはベストナインとゴールデン・グラブ賞を受賞した実績を持つ。今季も24試合でスタメン出場し、打率.227・1本塁打・8打点を記録していた正捕手だ。5月10日の一軍公式戦にも先発マスクを被っていたばかりで、その直後のトレード発表は「電撃」と表現されるほどの突然さだった。

DeNAがこの決断に踏み切った背景には、深刻な投手陣の事情がある。外国人投手のコックスが左肘手術で今季絶望となり、デュプランティエもコンディション不良で離脱。即戦力の投手補強が急務となっていた。今回獲得した尾形崇斗は昨季自己最多の38試合に登板した中継ぎ右腕で、今季も10試合に登板している。井上朋也は2020年ドラフト1位でソフトバンクに入団した6年目の内野手だ。

なお、開幕後のトレードは今季2例目で、1例目は日本ハムから中日に移籍した杉浦稔大投手だった。山本祐大のソフトバンク入団会見は5月13日に予定されている。

DeNAファンの間では「ようやく育ったレギュラー捕手を手放した」という喪失感が強く、後釜候補の松尾の今季打率が低迷していることへの不安も広がっている。一方、ソフトバンクファンからは「尾形・井上で山本祐大を獲得できたのは得」という評価が多く、両ファンの受け止め方は対照的だ。DeNAの投手補強の必要性は理解しつつも、正捕手を手放したことへの賛否が活発に議論されている。