2026年3月18日、WBC2026決勝戦でベネズエラがアメリカを3-2で下し、WBC史上初の世界一に輝いた。これがベネズエラが今トレンドになっている最大の理由だ。
ベネズエラは今大会、準々決勝で日本を5-8で撃破。大谷翔平の初回ソロ本塁打や森下翔太の逆転3ランが飛び出した接戦を制し、侍ジャパンをベスト8で敗退させた。続く準決勝ではイタリアを4-2で逆転勝利。7回に4連打で一気に試合をひっくり返す劇的な展開でWBC史上初の決勝進出を決めた。そして迎えた決勝では、アメリカを3-2で下して初優勝を果たした。
この快挙が単なるスポーツの話題を超えて注目を集めているのには、政治的な背景がある。ベネズエラではマドゥロ政権の崩壊という大きな政変が起きており、社会が揺れる中での野球での世界一達成は、国民にとって特別な意味を持つ。さらに決勝の相手がアメリカという構図が、野球ファン以外にも話題を広げた。
SNSでは、ベネズエラ代表のアンドレス・マチャド投手が「日本のファン全員にありがとうと伝えたい」とコメントしたことや、アクーニャJr.が9回の守備中に涙を流す場面が拡散し、日本のファンからも称賛の声が相次いだ。日本を破った相手への悔しさよりも、その強さと情熱を称える声が多数を占めている。
また、決勝チケットと航空券合わせて約50万円を投じてマイアミに駆けつけた日本人ファンが「ベネズエラ人になって応援する」と宣言し、現地メディアにインタビューされる場面も話題となった。WBC2026は全47試合がNetflixで独占配信されており、国内でも広く視聴されている。
WBC歴代優勝国は日本3回、ドミニカ共和国1回、アメリカ1回に続き、ベネズエラが6回目の大会で初めて頂点に立った。
ベネズエラ代表 アンドレス・マチャド 日本人に感謝 「日本にも(私を応援してくれる)ファンが多い。『サポートをありがとう』と伝えたい。日本のファン全員に『ありがとう』と、伝えたい。また近いうちに会おう」