議席3分の2確保
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2026年2月8日に投開票された第51回衆議院議員総選挙で、自民党が単独316議席を獲得し、衆院定数465の3分の2にあたる310議席を大きく上回る歴史的圧勝を収めた。一つの政党が衆院で3分の2を獲得したのは戦後初めてであり、「議席3分の2確保」がトレンド入りしている。

自民党の獲得議席は、1986年の300議席や2009年に民主党が得た308議席を上回る戦後最多記録となった。連立を組む日本維新の会と合わせると352議席の巨大与党が誕生した。自民は1都30県の小選挙区で議席を独占し、「高市旋風」と呼ばれる高市早苗首相の高い人気が追い風となった。

一方、衆院解散直前に立憲民主党と公明党が結成した中道改革連合は、公示前172議席から49議席へ激減する惨敗を喫した。安住淳共同幹事長、小沢一郎氏、枝野幸男氏、岡田克也氏、玄葉光一郎氏ら大物議員が相次いで落選し、比例復活も果たせなかった。野田佳彦・斉藤鉄夫の両共同代表は引責辞任を表明している。

3分の2の議席確保は極めて重大な政治的意味を持つ。与党が過半数を割る参院で法案が否決されても衆院で再可決できるようになるほか、憲法改正の発議も可能となる。高市首相は「責任ある積極財政」の推進を掲げ、公約の「食料品消費税率2年間ゼロ」については超党派の「国民会議」で検討を急ぐ方針を示した。来週にも特別国会が召集され、第2次高市内閣が発足する見通しだ。