東京ヤクルトスワローズの公式マスコット「つば九郎」が、2026年3月31日の神宮ホーム開幕戦(広島戦)でグラウンドに姿を現し、約1年以上ぶりに活動を再開した。スタンドのファンから温かく大きな拍手が湧き起こり、つば九郎は手を振って応えた。
1994年4月9日にデビューし、背番号2896を持つつば九郎は、長年にわたってヤクルトファンに愛されてきたマスコット界のレジェンドだ。しかし2025年2月、担当スタッフが肺高血圧症で急逝したことにより活動を休止。球団は2026年3月15日に活動再開を正式発表し、「球団として大切に継承していきます」とコメントした。
復帰に先立つ3月29日には6分15秒の復活動画が公開され、ゆっくりと歩き出すつば九郎の姿に「こんなのヤクルトファンじゃなくても号泣する」という声が続出。さだまさしが「おかえり。この言葉しかありませんよね」とメッセージを寄せたほか、池山監督が「待ちに待ってました」、長岡秀樹選手が「一緒に頑張って」とコメントするなど、球団全体で復帰を歓迎した。サンスポは3月31日付の1面でつば九郎の復帰を大きく報じた。
当日は雨天の影響で試合開始が順延となったものの、18時頃にはグラウンドへ登場。スタンドへ手を振るなどファンと「再会」を果たした。広島カープファンからも「おかえりなさい」と祝福の声が上がるなど、対戦相手のファンを含めたプロ野球界全体での歓迎ムードが広がっている。
また、2026年は神宮球場が創建100周年を迎える節目の年でもあり、つば九郎の復帰がこの歴史的な年の開幕戦と重なったことが、感動をさらに大きくしている。SNSでは#おかえりつば九郎 のハッシュタグとともに投稿が拡散し、「担当スタッフを受け継ぐ決意をしてくれてありがとう」「2代目つば九郎、これからの個性を楽しみにしている」といった声も見られ、新たな担当者への期待と、亡くなったスタッフへの追悼の思いが交錯している。


