ストーカー
画像: AI生成

2026年3月26日午後7時15分ごろ、東京・豊島区の池袋サンシャインシティ内にある「ポケモンセンターメガトウキョー」で、20代の男が店内カウンター内に侵入し、20代の女性店員を刃物で刺した。女性は死亡し、男も自ら首を刺して死亡した。事件当時、店内には子連れや外国人を含む100人以上の客がいた。

この事件が「ストーカー」というキーワードでトレンド入りした最大の理由は、警視庁が過去に亡くなった女性からストーカー相談を受けており、ストーカー規制法に基づく禁止命令の発令、同法違反容疑での逮捕、被害者本人からの定期的な状況聞き取りという段階的対応を全て実施していたにもかかわらず、最終的に殺害を防げなかったという事実にある。SNS上では「全部やって、それでも殺された」という言葉が広く共有され、現行のストーカー規制法の実効性そのものへの根本的な疑問が噴出した。

「警察に相談していたのに何で防げなかったんだよ」「ストーカー規制法できてからも何人亡くなったと思ってる」という怒りの声が相次ぎ、川崎ストーカー事件や年末のネイリスト妊婦事件など過去の類似事件が次々と引用された。「警察に相談しても動いてもらえない」という不信感が社会に蓄積していることが改めて浮き彫りになっている。

また、ポケモンセンターという子どもに馴染み深い場所での事件という点も恐怖感を増幅させており、「もう怖くてポケモンセンターにも行けない」「春休みで子どもたちがあの場にいたとしたら」という声も多数上がった。接客業の女性が置かれるリスクについての議論も起きており、フレンドリーな接客文化と安全確保のバランスをどう取るかという問題提起も見られる。

なお、47NEWSの社説ではストーカー禁止命令件数が最多を更新していることが指摘されており、ストーカー被害の深刻化は社会的な課題として認識されていた。千葉県では4月から恋愛感情に伴わないストーカー行為も規制対象とする迷惑行為防止条例が施行される予定で、制度の拡充を求める声は今後さらに高まることが予想される。