高知の郷土菓子として全国的に親しまれている「ミレービスケット」の一部商品が、中東情勢悪化によるナフサ不足の影響で生産停止に追い込まれていることが、2026年5月13日に共同通信の独自報道として一斉配信され、SNSで大きな話題となっている。
製造・販売元の野村煎豆加工店(高知市)への取材によると、大容量サイズの「ミレー超ビッグパック」(30g×16袋入り、480g、864円税込)は4月23日からすでに生産を停止している。さらに「4連ミレービスケット」(30g×4袋、248円税込)も6月1日から生産停止の対象に加わる予定だ。原因は包材の入荷が遅れたり止まったりしているためで、その背景には中東情勢の悪化によるナフサ不足がある。日本のナフサ総需要の約8割が中東に依存しており、供給が滞ると包装材料の生産にも直接影響が出る構造となっている。
このニュースが特に注目を集めた理由のひとつが、製造元担当者の踏み込んだ発言だ。「政府の説明と現場の危機感には隔たりがある。主力商品にも影響する可能性を懸念している。戦争が終結してもすぐに解決する問題でもないので不安は大きい」と語り、政府発表と現場実態の乖離を公然と指摘した。この発言はSNS上で「毅然とモノ申してて二度見した」「買って応援する」と称賛を集めた。
また、カルビーが5月12日にポテトチップスなど14商品のパッケージを白黒に変更すると発表したばかりのタイミングと重なり、ナフサ不足の影響が大手・中小を問わず食品業界全体に広がっているという危機感がSNSで急速に共有された。ミレービスケットのキャラクターがやなせたかし氏のデザインであることも改めて注目され、単なる商品の生産停止にとどまらず、地域文化・食文化の危機として受け止める声も多い。なお、普通サイズのミレービスケットは現時点で生産停止の対象外とされている。

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