虚構新聞
画像: AI生成

2026年5月11日、カルビーがポテトチップスのパッケージを白黒2色に変更するというニュースが報じられ、X(旧Twitter)上で風刺サイト『虚構新聞』がトレンド入りするという異例の事態が起きた。

カルビーが変更を予定しているのは、うすしお味やコンソメパンチなど人気商品のパッケージ。5月25日以降の出荷分から、印刷に使う色を白と黒の2色のみに切り替えるという。理由は中東情勢の影響による印刷インク原料・ナフサの調達不安定化だ。NHKや共同通信、フジテレビ系FNNプライムオンラインなど複数の主要メディアが相次いで報道した。日本経済新聞によると、食品大手の伊藤ハムも同様の白黒包装への変更を検討しているという。

このニュースがSNSで拡散すると、あまりにも現実離れした内容に多くのユーザーが困惑。『なんで虚構新聞のニュースをNHKで流してるの?』『虚構新聞じゃないのか』『虚構新聞かと思ったらNHKだった』といった投稿が夜19時台から21時台にかけて大量に発生した。NHKの公式報道であることを確認して二度驚くという反応パターンが目立ち、結果として風刺ニュースサイト『虚構新聞』そのものがトレンドワードに浮上した。

虚構新聞は、現実離れした内容を本物のニュースらしく書くことで知られる日本の風刺サイト。今回は虚構新聞が何か記事を出したわけではなく、現実のニュースが虚構新聞のネタと見分けがつかないほど非現実的に感じられたことで名前が飛び交うという、皮肉な形でのトレンド入りとなった。

『現実が虚構新聞を超えてきた』『虚構新聞もビックリ』といった声に加え、白黒パッケージでは店頭での商品識別が困難になるという実務的な懸念や、日本経済の縮小を象徴する出来事として受け止める声も広がっており、単なる驚きを超えた社会的な議論へと発展している。