カルビー
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カルビーが「ポテトチップス」などの主力商品のパッケージを白黒2色に変更するというニュースが2026年5月11日夜に一斉報道され、SNSを中心に大きな衝撃が広がっている。

変更の対象は「うすしお味」「コンソメパンチ」など主力14品目で、5月25日以降の出荷分から順次実施される予定だ。変更の理由は、中東情勢の悪化に伴うナフサ高騰によって、印刷インクの原料となる溶剤や樹脂の調達が不安定になっているためとされている。カルビーはすでに取引先への通知を行っており、NHKや産経ニュース、FNNなど複数の報道機関が相次いで報じた。

このニュースが特に注目を集めた背景には、「ポテトチップスのカラフルなパッケージが白黒になる」という視覚的・感覚的なインパクトの大きさがある。物価上昇や値上げといった数字の話とは異なり、誰もが知る商品の「色」が消えるという変化は、生活危機をより直感的に感じさせる出来事として受け止められた。ある報道機関は「これは現実のニュースです」と異例の注記を出すほどで、「フィクションのような話が現実になった」という驚きが広く共有された。

カルビーだけの問題にとどまらない点も懸念を深めている。日本経済新聞は伊藤ハムも同様のパッケージ変更を検討中と報じており、帝国データバンクの調査では食品業界の44.1%がすでに事業への影響が発生していると回答。国内製造業の約3割にあたる約4万7000社がナフサ関連製品の調達リスクに直面しているとされる。また、2026年1〜9月の累計値上げ品目数は6,290品目、平均値上げ率は15%に達しており、食品値上げの要因として「包装・資材」が69.9%と2023年以来の最高記録を更新している。

今後は、カルビーの正式なプレスリリースの発表内容や、伊藤ハムをはじめとする他の食品メーカーの対応が注目される。スーパーやコンビニの棚に白黒パッケージが並ぶ光景が現実となるのか、そしてナフサ不足の状況がいつ改善されるのかが、引き続き焦点となりそうだ。