ライヒスアドラー
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2026年4月19日に中山競馬場で行われた第86回皐月賞で、9番人気(単勝23.4倍)のライヒスアドラーが3着に好走し、競馬ファンの間で大きな話題となっている。

ライヒスアドラーは追分ファーム生産・育成の3歳牡馬で、騎手は佐々木大輔、調教師は上原佑紀(美浦)。父はシスキンというJRA登録馬がわずか46頭しかいない希少血統で、母クライリング、母父ハーツクライという血統構成を持つ。今年の弥生賞ディープインパクト記念では2着に入線しており、クラシック出走権を獲得していた実績馬だ。

それにもかかわらず、皐月賞当日は9〜10番人気(単勝23.4倍)という低評価に甘んじていた。レース前から「弥生賞2着馬がなぜこの人気?」と疑問を呈する予想家やファンが複数おり、穴馬として推す声も少なくなかった。当日馬体重は510kgで、パドックでの評価も高かったという。

レースは1番人気のロブチェン(松山弘平騎手)が逃げ切り、勝ち時計1分56秒5という中山芝2000mのコースレコードを樹立してG1・2勝目を飾った。2着はリアライズシリウス(津村明秀騎手・4番人気)、そして3着にライヒスアドラーが入線。3連単は40,110円、3連複は10,420円という高配当となった。

トレンド入りの背景には複数の要因が重なっている。まず、弥生賞2着という実績を持ちながら9番人気という低評価を覆した「穴馬激走」の驚きが最大の要因だ。加えて、追分ファームがレース当日朝に公式アカウントで応援投稿を行い、1,602いいねを集めて生産牧場ファンを中心に注目を集めていたことも後押しした。さらに、父シスキンというJRA登録46頭のみという希少血統の産駒がG1で好走したことは血統マニアの間で大きな話題となった。

松山弘平騎手が桜花賞と皐月賞の春クラシックW制覇を達成したことも同日の大きなニュースとなっており、ライヒスアドラーの好走はこの歴史的なレースの一部として記憶されることになった。次走として日本ダービーへの参戦が注目される。