2026年4月11日夜、東京・両国国技館で行われたWBC世界バンタム級挑戦者決定戦で、那須川天心がファン・フランシスコ・エストラーダに9R終了TKO勝利を収めた。エストラーダが9R終了時に棄権したことで試合が決し、那須川がWBC世界バンタム級タイトルへの挑戦権を手にした。
この試合が特に注目を集めた背景には、那須川天心のプロキャリアにおける重要な位置づけがある。前戦の井上拓真戦でプロ初黒星を喫してから138日、再起戦として臨んだ一戦だった。対戦相手のエストラーダはWBA・WBO世界フライ級王者、WBA・WBC世界スーパーフライ級王者を歴任した2階級制覇ボクサーで、戦績45勝28KO4敗という実績を持つ強豪。試合前から「神童 vs 達人」として注目を集めていた。
試合は序盤から那須川が積極的に攻め、1Rにはボディが命中してエストラーダが体勢を崩す場面があった。4Rには那須川の振り向きざまのカウンターがエストラーダをよろめかせ、試合の流れを引き寄せた。最終的にエストラーダが9R終了時に棄権し、那須川のTKO勝利が確定した。
試合はAmazon Prime Videoが独占ライブ配信し、地上波・BS・CS放送はなかった。配信は17:00に開始し、メインイベントは21:00頃に行われた。海外向けにはDAZNが配信を担当。多くのファンがリアルタイムで視聴しながらSNSに実況投稿したことで、試合終了直後から「エストラーダ」がトレンド入りした。
今後は那須川天心がWBC世界バンタム級タイトルマッチへの挑戦が期待される。プロ初黒星からの完全復活を印象づけた一戦として、ボクシングファンの間で大きな話題となっている。
