今村騎手
画像: AI生成

2026年5月24日、東京競馬場で行われたオークス(G1・芝2400m)で今村聖奈騎手がジュウリョクピエロに騎乗して優勝し、JRA所属女性騎手として史上初のクラシック騎乗・初制覇という歴史的快挙を達成した。これが「今村騎手」というキーワードが今トレンドになっている理由だ。

今村聖奈騎手は2022年にJRA所属10人目の女性騎手としてデビュー。ルーキーイヤーに女性騎手の年間最多勝利記録となる51勝を記録した逸材で、現在22歳。今回騎乗したジュウリョクピエロは父オルフェーヴル産駒で、2026年5月12日の忘れな草賞を7番人気から快勝してオークスへの出走権を獲得していた。

レースでは、テンションが高かったジュウリョクピエロを馬群の中で我慢させ、直線でも追い出しを待ち続け、唯一開いた隙間を突いて豪脚を発揮。外を回さず馬群を割り、ルメール騎手を差し切るという大胆かつ冷静な騎乗が競馬ファンや専門家から絶賛されている。

さらに大きな話題を呼んでいるのが、親子二代にわたるドラマだ。今村聖奈騎手の父・今村康成元騎手は2001年の中山大障害で、単勝114.7倍・最低10番人気のユウフヨウホウに騎乗してG1を制した人物。あれから約24年半の時を経て、娘がG1の頂点に立ったことが競馬ファン以外にも広く感動を与えている。

なお、JRA女性騎手による平地G1制覇は2025年フェブラリーSのレイチェル・キング騎手(コスタノヴァ)が史上初で、今村聖奈は2例目。ただし「JRA所属」の女性騎手によるG1制覇、そしてクラシック制覇は今回が史上初となる。日本人女性騎手がJRAにデビューしてから30年という節目の年に達成された快挙として、競馬の歴史的文脈でも語られている。今後はジュウリョクピエロの秋シーズンの動向や、凱旋門賞参戦の可能性にも注目が集まっている。