2025年の牝馬二冠馬エンブロイダリーが、2026年4月11日に行われた阪神牝馬ステークス(G2)で見事な逃げ切り勝ちを収め、競馬ファンの間で大きな話題となっている。
C.ルメール騎手を背にハナを切ったエンブロイダリーは、直線でも粘り強く先頭を守り、上がりタイム33秒5という鋭い末脚で2着カムニャックの追い上げを封じた。3着にはルージュソリテールが入り、これが今年の始動戦となった。
特に注目されているのは、1着エンブロイダリーと2着カムニャックがいずれもG1馬であるという点だ。阪神牝馬ステークスでG1馬同士がワンツーフィニッシュを決めるのは、ラインクラフトとエアメサイアが決めた2006年以来、実に20年ぶりの歴史的な記録となった。しかもこの時と同様、今回も4歳馬同士のワンツーという共通点がある。
エンブロイダリーは2025年の桜花賞(G1)をJ.モレイラ騎手で制し、秋華賞(G1)をC.ルメール騎手で制して牝馬二冠を達成した実力馬。2025年12月の香港マイルでは11着と結果を残せなかったが、今回の阪神牝馬ステークスで復活を印象づけた。陣営の小西助手は「背が伸びて、パワーアップしたと感じます」とコメントしており、馬の成長も感じさせる内容だった。
父アドマイヤマーズ、母ロッテンマイヤー(母の父クロフネ)、3代母には1995年阪神3歳牝馬ステークス優勝馬ビワハイジを持つ名門牝系の出身でもあり、血統面でも注目を集めている。
今回の勝利で通算成績は9戦5勝となり、春のマイル女王決定戦・ヴィクトリアマイルへ向けて最高の形で始動を飾った。ライバルのカムニャックとの再戦も含め、今後の牝馬路線から目が離せない。
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