ペアポルックス
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2026年2月28日、中山競馬場で行われたオーシャンステークス(G3・芝1200m)で、7番人気のペアポルックス(牡5歳、栗東・梅田智之厩舎)が重賞初制覇を飾ったことが競馬ファンの間で大きな話題となっている。

レースは前後半600mのペースが32.0-35.0という超ハイペースで展開。多くの馬が外を回す中、岩田康誠騎手はスタートでやや出遅れながらも最内のコースを選択し、直線で鋭く抜け出した。ペアポルックスの上がりタイムは33秒4と秀逸な瞬発力を発揮し、勝ちタイムは1分07秒0のレースレコードを記録。2着には5番人気のレイピア、3着には1番人気のルガルが入った。

今回の勝利が特に注目を集めている理由のひとつが「親子制覇」だ。ペアポルックスの父・キンシャサノキセキは、2011年の高松宮記念(G1)を連覇した名短距離馬で、オーシャンステークスも過去に制している。その産駒が同じレースを制したことで、血統ファンからも大きな反響が寄せられている。

また、ペアポルックスは昨年のオーシャンステークスで2着に惜敗しており、今回はそのリベンジを果たした形となった。昨年とは真逆の展開での勝利という点も、競馬ファンの関心を高めている。

騎乗した岩田康誠騎手にとっては通算116回目の重賞勝利。レース後のコメントで「空いてましたね」と語ったとされており、最内を突いた判断の確かさを示している。岩田騎手の「イン突き」は過去にも数々の名騎乗を生んできた得意技として知られており、今回の騎乗もその真骨頂と称える声が多い。

今後はこの勝利を足がかりに、ペアポルックスがスプリント路線でどこまで活躍できるかが注目される。