2026年2月25日(水)、低気圧と前線の影響で九州から東北にかけての広い範囲で雨が降り、太平洋側では局地的に土砂降りとなった。この雨が「恵みの雨」としてSNS上で大きく話題になっている背景には、深刻な渇水状態が続いていたことがある。
全国的に太平洋側の広い範囲で、45日間にわたって降水量が平年の3割以下という記録的な少雨状態が続いていた。その影響は各地で顕在化しており、貯水率が3%を切るダムも出るなど渇水の深刻化が報告されていた。栃木県のコメ農家では先月10日から28日間まったく雨が降らず、田んぼにひび割れが入る被害も発生していた。気象の専門家や報道機関は今回の雨を「30年に1度」とも言われる記録的な少雨状態の中での久しぶりのまとまった雨と位置づけており、渇水地域への「恵みの雨」として期待が高まっていた。
SNS上では2月25日の朝から「水不足が続いてるみたいなので、恵みの雨になってくれると良いな」「ダム貯水不足が深刻化してましたので、恵みの雨かな」といった投稿が相次いだ。朝の挨拶投稿に「恵みの雨」というフレーズを組み合わせるパターンが大量に拡散し、トレンド入りにつながった。
一方で、日本テレビの気象キャラクター「そらジロー」の公式アカウントが「恵みの雨だけど、水不足解消まではいかないから、節水をお願いね」と発信するなど、一度の雨では根本的な解決にならないという冷静な見方も広がっている。日本は年間平均降水量が世界平均の約2倍と多い一方、一人当たりの年降水総量は世界平均の約4分の1程度にとどまるという構造的な水資源の課題も指摘されており、今回の渇水問題はその現実を改めて浮き彫りにした形だ。気候変動によってこの20〜30年で少雨の年と多雨の年の降水量の差が大きくなっているとも報告されており、今後も同様の状況が繰り返される可能性がある。
【今日24日夜~中国地方で小刻みに恵みの雨も 雨が降る前や雨上がりは花粉が大量飛散】 https://t.co/LxMabbtiMz この先の中国地方は小刻みに天気が変わるでしょう。