サトリア
画像: AI生成

2026年3月10日、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本対チェコ戦で、チェコ代表のオンドジェイ・サトリア投手が先発登板し、「代表ラストゲーム」として大きな話題を呼んでいる。

サトリアは本業が電気技師で、チェコ・エクストラリーガのアローズ・オストラヴァに所属するアマチュア選手だ。前回のWBCで大谷翔平からチェンジアップで空振り三振を奪い、その記念球を持ち帰って額に飾るほどの思い出の一球として大切にしている。この「電気技師が世界最高の打者を三振に仕留めた」というエピソードが国際大会ならではの感動として広く知られ、今大会でも注目を集めていた。

今大会限りでチェコ代表を引退し、大会後に起業する予定であることも明かされており、チェコのハジム監督は試合前会見で「彼のラストダンス。貢献は大きい」と語り、日本戦への先発起用を明言した。

試合では最速130km/h未満のストレートに加え、110km/h台のチェンジアップを多投する超技巧派スタイルで侍ジャパン打線を翻弄。3回3安打3奪三振無四球無失点という好投を披露し、チェコの解説陣も「野球国世界一の日本を0点に抑えるとは信じられない」と絶賛した。

一方で、大谷翔平がこの試合でスタメン外となったことも大きな話題となった。サトリア自身も「スイングするところが見たかった」と無念の表情を浮かべたと伝えられており、SNS上では「引退試合なのに再対決が見られなかった」「井端監督の采配に賛同できない」という声も多く上がった。

また、サトリアはオリックス・バファローズのファンで、宮城大弥投手を参考にしており、前回大会後にユニホームを交換したエピソードも知られている。今大会後は代表のユニホームを脱ぎ、起業家として新たな道を歩む29歳の「ラストダンス」に、日本のファンからも温かい声援が送られている。