フジクラが2026年5月14日の後場に2026年3月期本決算を発表し、来期(2027年3月期)の業績予想が市場コンセンサスを大幅に下回ったことで、ストップ安まで売り込まれた。これが今、株式市場で大きな話題となっている。
フジクラが示した来期会社予想は、売上高1兆2,430億円・営業利益2,110億円・純利益1,560億円。一方、市場が期待していたコンセンサスは売上高1兆3,418億円・営業利益2,871億円・純利益2,009億円だった。差額は売上高で約988億円、営業利益で約761億円という大幅な下振れとなり、失望売りが一気に集中した。ストップ安でも成行売りが約定するケースが見られるなど、市場参加者の注目度の高さを物語っている。
フジクラはAIブームによるデータセンター向け光ファイバーケーブルの需要拡大を背景に、株価が大きく上昇してきた銘柄だ。フジクラ社長はAI需要が年2〜3割増のペースで拡大するとの見方を示し、新たな設備投資も検討していると発言していた。同日には千葉県への光ファイバー新工場建設(投資予定額約400億円)も発表されており、事業拡大への意欲は示されている。
それだけに、来期予想の保守的な数字は投資家に大きな衝撃を与えた。フジクラの決算ショックは同社にとどまらず、住友電工など電線各社にも懸念売りが波及。AI・光通信テーマ全体の需要見通しへの再評価を促す動きとなっている。
今後の焦点は、会社予想の保守性にある。社長がAI需要に強気な姿勢を示しながらも、数字が控えめになった背景や、実際の受注動向が今後の株価を左右する。また、電線セクター全体への影響がどこまで広がるかも注目点だ。
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