ビシエド
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横浜DeNAベイスターズのダヤン・ビシエド内野手(37歳)が2026年5月23日、シーズン途中という異例のタイミングでNPB引退を決断したことが報道され、5月24日(日)のヤクルト戦がラストゲームとなることが明らかになった。球団は慰留に努めたが本人の意思は固く、近日中にチームを離れてアメリカに渡る予定だ。

ビシエドは2016年に中日ドラゴンズに入団し、9年間で958試合・打率.287・139本塁打・549打点を記録。2018年には打率.348・178安打で首位打者と最多安打の2冠を獲得し、2020・2021年にはゴールデン・グラブ賞(一塁手)、2018・2019年にはベストナイン受賞と、NPBを代表する一塁手として活躍した。愛称は『エル・タンケ(戦車)』で、温厚な人柄と日本への愛着から中日ファンに深く愛された存在だった。

2024年オフに中日を退団後はメキシカンリーグで現役を続け、2025年7月19日にDeNAが獲得を発表。中日時代と同じ背番号66をつけてプレーしたが、2026年は20試合出場・打率.259・1本塁打・6打点とスタメン出場は4試合にとどまっていた。NPB通算11シーズンの成績は1021試合・1040安打・142本塁打・打率.286・561打点となった。

話題を加速させたのは、引退報道が出た当日がラストゲームという突然性だ。さらに前日5月23日の試合で京田陽太がビシエドの登場曲を使って打席に入っていたことが引退報道後に注目を集め、チームメイトによる「粋な送別演出」として感動を呼んでいる。今季の対左打率.353・wRC+163という数字を挙げ、代打の切り札としての戦力損失を惜しむ声も上がっている。中日ファン・DeNAファン双方から「11年間ありがとう」「お疲れ様でした」という惜別の声が大量に投稿されており、球団を超えて愛された選手の引退として大きな反響を呼んでいる。