「クリームパン」がトレンド入りした理由は、2026年2月8日投開票の第51回衆院選で、中道改革連合の安住淳共同幹事長が宮城4区で落選したことにある。選挙期間中に「クリームパン」が安住氏の代名詞となっていたため、落選確定と同時にSNS上で「さよならクリームパン」「クリームパンのせいにしてた」といった投稿が殺到した。
発端は1月30日、安住氏が応援演説に向かう車中で足を組みながらクリームパンを食べる動画をインスタグラムに投稿したことだった。河北新報の分析によると、公示日から1週間のX投稿で政党名等を除く最多出現単語は「クリームパン」で2202回に達した。安住氏はその後の街頭演説で「足組むでしょ、朝ご飯食べる時に」と反論したが、ポケットに手を入れるしぐさが再び批判を招いた。
2月8日午後8時すぎ、安住氏の小選挙区での落選が確実となった。自民党の森下千里氏が勝利し、安住氏は比例復活もならなかった。安住氏は1996年の初当選から30年間にわたり小選挙区で10連勝してきたベテランで、財務相なども歴任した大物議員だった。日経新聞によると安住氏は「SNS発信で後れを取った」と反省を述べた。産経新聞は安住氏が切り抜き動画の拡散に対し法的措置を検討していると報じている。
中道改革連合全体も公示前の167議席から49議席へ大惨敗し、小沢一郎氏、岡田克也氏、枝野幸男氏ら大物が相次いで落選した。自民党は316議席を獲得し戦後最多の歴史的圧勝となった。安住氏個人の「クリームパン炎上」と党全体の大敗が重なり、キャッチーなあだ名が象徴的に拡散される結果となった。