2026年3月8日、F1開幕戦オーストラリアGPで衝撃的な出来事が起きた。マクラーレンのオスカー・ピアストリが、決勝レース開始前のレコノサンスラップ(グリッドへ向かうアウトラップ)中にアルバート・パーク・サーキットでスピン・クラッシュし、0周リタイアとなったのだ。
原因は縁石にわずかに乗りすぎてマシンのコントロールを失い、バリアに接触したこと。レースが始まる前の、通常は最もリスクが低いとされるタイミングでのアクシデントだっただけに、その衝撃は特に大きかった。
この出来事が特に注目を集めているのは、複数の文脈が重なっているからだ。まず、ピアストリはオーストラリア・ビクトリア州メルボルン出身であり、今大会はまさに母国グランプリ。地元ファンにとって最も期待の高いレースだった。さらに、3月6日のフリー走行2回目ではピアストリが1分19秒729で最速タイムをマークしており、優勝候補の筆頭として注目されていた。その期待の高さと、レースすら走れなかった結末の落差が、衝撃をさらに大きくしている。
SNS上では「晴れなのに去年の開幕戦のようだ」「信じられない」「母国GPで散る」といった声が相次いだ。また、マーク・ウェバーやダニエル・リカルドといった過去のオーストラリア人ドライバーも母国GPで表彰台に上がれなかった(リカルドは3位入賞後に車検で失格)という歴史的な文脈も重なり、「オーストラリアGPの呪い」として語られる投稿も多く見られた。
レース前日には、マクラーレンのスポンサーであるGrilldバーガーがメルボルン限定で「オスカー・ピアストリバーガー」(オーストラリア産Wagyu使用、黒いパン)を販売しており、地元での盛り上がりは最高潮に達していた。それだけに、クラッシュ後の落胆も大きく、「ピアストリとオーストラリアのファンが気の毒」という同情の声が圧倒的多数を占めた。
ピアストリのリタイアにより、決勝は21台でのスタートとなった。母国の英雄不在となったレースの行方にも注目が集まっている。
【悲報】 母国GPピアストリはなんと スタート位置につく前に クラッシュ リタイアに・・・・ 21台でスタートに https://t.co/FbigtX2pel
ピアストリは、今まで誰一人表彰台に地元ドライバーが上がれないオーストラリアGPの呪いを断ち切れるのか?って書こうとした矢先にレースすらできずに終わるんかい・・・ (ウェバー、リカルド共に出来てなく、3位になったリカルドはレース後車検で失格という) #f1jp
本当にほんのちょっと縁石に乗り過ぎたってだけで、ホームヒーローが儚く散ってしまった…#f1jp #ピアストリ