モイネロ
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2026年3月22日、福岡ソフトバンクホークスの小久保裕紀監督が公式の場で「連絡がつかないらしいので」と発言し、エース左腕モイネロの開幕ローテーション入りを断念したことを説明した。この一言がソフトバンクファンの間で大きな波紋を呼び、「モイネロ」がトレンド入りする事態となっている。

モイネロは今回のWBCでキューバ代表として出場し、パナマ戦で先発登板して3回2/3を無失点・4奪三振と好投を見せていた。2026年2月にはWBCキューバ代表活動に専念するため宮崎キャンプを不参加としており、チームとは別行動が続いていた。

ファンの不安の背景にあるのは、キューバという国の特殊な事情だ。キューバは社会主義国であり、選手がMLBに進出するためには亡命が必要とされている。過去にもWBCなど国際大会の遠征中にキューバ代表選手が連絡を絶ち、亡命したケースが複数存在する。そのため、「連絡がつかない」という監督の発言は、単なる通信トラブルではなく亡命の可能性を連想させるものとして受け取られた。

モイネロは2024年シーズンに先発転向を果たし、11勝・防御率1.88という圧倒的な成績で最優秀防御率タイトル・シーズンMVP・ベストナインを受賞したチームの中心選手だ。その主力が開幕直前に連絡不通となったことで、チームへの影響も現実のものとなり、開幕ローテーション6人目は大津亮介に変更されることが発表された。

一方、同日昼12時には西日本スポーツがキューバ現地取材番組を放映。モイネロの家族が語る原点などを特集しており、このタイミングでの放送がさらに注目を集める結果となった。なお、一部報道によれば早ければ23日にも来日する可能性も伝えられており、今後の動向が注目される。