ウメちゃん
画像: AI生成

2026年4月29日、格ゲー界に歴史的な一戦が刻まれた。神奈川県川崎市のCLUB CITTA'で開催された「獣道 The Beast vs The Bull」は、EVO・REJECT・Banditsが主催するEvoLEGENDSLIVEの一環として行われた10先(先に10勝した方が勝利)の特別対戦だ。

対戦カードは、ギネス世界記録保持者でREJECT所属の梅原大吾(44歳)と、ドミニカ共和国出身26歳でカプコンカップ2度優勝(2017年・2023年)、EVO Japan 2024・2025連覇、EVO 2025優勝という輝かしい実績を持つMenaRD。ウメハラが豪鬼、MenaRDがブランカを使用し、結果はMenaRDが10-6で勝利した。

試合の注目度は格ゲー史上屈指の規模に達した。公式配信の最大同時接続者数は16万人以上(約17万人)を記録し、ミラー配信を含めると30万人を超えた。この数字は、純粋な格ゲーマー同士の対戦イベントとして異例の規模だ。

試合後の両者のコメントも大きな反響を呼んだ。ウメハラは「1ミリの言い訳の余地もなく負けた。残念だけどすがすがしい」と語り、MenaRDは「格闘ゲームの神様と10先で戦えることができて光栄だった」と敬意を示した。この清々しいやり取りが、勝敗を超えた感動をファンに届けた。

SNS上では、スト5時代にウメハラが呟いたとされる「また格ゲー流行らねぇかな…」という言葉を思い出すファンの投稿が多数拡散された。同接30万超という現実と対比させ、「ちゃんと流行ったよウメちゃん」という声が広がり、格ゲー界の成長を象徴するエピソードとして語られている。

アンダーカードでは鉄拳8の「チクリン vs Arslan Ash」でチクリンが7-4で勝利、餓狼伝説CotWの「GO1 vs ラギア」でGO1が7-6で勝利するなど、格ゲー界全体が盛り上がりを見せた一日となった。ウメハラの「今が全盛期」という姿勢と、MenaRDの真摯な敬意が、敗北した試合でありながら「負けた試合なのに清々しい」という独特のポジティブな感情をファンの間に生み出している。