産業用ロボット・工作機械の大手メーカー、ファナック(東証プライム:6954)が4月27日の東京株式市場でストップ高となり、Xのトレンドに浮上した。
直接のきっかけは2026年4月24日引け後に発表された2026年3月期の決算だ。売上高は8,578億円(前期比7.6%増)、経常利益は2,274億円(同15.6%増)、純利益は1,665億円(同12.9%増)と増収増益を達成し、アナリスト予想を上回る内容だった。さらに最大500億円・上限1,000万株の自社株買いも同時発表。決算発表直後のPTS(夜間取引)では東証終値比6%高の6,610円まで上昇し、週明け4月27日の大幅高への期待が高まった。
実際に4月27日の東証では株価が14〜15%高となりストップ高を記録。日経平均を単独で100円超押し上げ、同日の日経平均が一時6万円台を回復する場面でも主役の一角を担った。
好決算の牽引役となったのが中国市場だ。中国でのロボット売上は前年同期比87%増と急拡大し、全体のロボット売上も前年比16%増となった。AI・ヒューマノイドの部品加工、医療、新エネルギー車(EV)関連の工作機械需要が旺盛で、米中貿易摩擦への懸念を上回る実需の強さが投資家に評価された。
来期(2027年3月期)の業績予想も売上高9,096億円(前期比6.0%増)、営業利益2,122億円(同15.5%増)、純利益1,849億円(同11.0%増)と連続増益を見込む。
投資テーマとしても注目度が高い。ファナックは米エヌビディアとの協業を発表しており、「フィジカルAI」関連の本命株として位置付けられている。4月26日(日)にはX上で「DX/AI大型株推奨リスト」にファナックを含む投稿が複数のアカウントから拡散され、週明けの株価急騰への期待をさらに高めた。
今後は2027年3月期の業績進捗、特に中国ロボット需要の持続性とエヌビディア協業の具体的な成果が注目点となる。
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