ラフィアン
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2026年2月18日、日本競馬界の老舗一口馬主クラブ「ラフィアンターフマンクラブ」が、今年7月開始の募集を最後に新規募集を終了すると発表し、競馬ファンに衝撃が走っている。

ラフィアンターフマンクラブは「マイネル」の冠名で知られ、マイネルキッツ、マイネルラヴ、ユーバーレーベンなど多数の活躍馬を輩出してきた。1995年から2014年まで馬主リーディング4位以内を維持し続け、社台グループに対抗できる数少ないクラブとして存在感を示してきた。2025年も馬主リーディング10位に入るなど、近年も一定の成績を残していた。

終了の最大の理由は、金融商品取引法の規制強化だ。クラブの特徴だった「補償制度」が、金融庁から「損失補てん」に該当するとして指導を受けた。クラブ代表は「金融商品に対する金融商品取引法の規制と競走馬ファンドの相性は、非常に良くないと言わざるを得ない」とコメント。「なるべく損をさせずに競馬を楽しんでいただく」という方針の維持が困難になったことを明かした。

SNS上では「悩みに悩んだ末に苦渋の決断」という言葉に、多くのファンが惜しむ声を上げている。「夢を見る権利を買っている」という一口馬主の本質的な楽しみ方と、金融商品としての規制との相性の悪さが浮き彫りになった形だ。また、事務負担増加、IT対応コスト、クレーマー対応など、中小規模クラブが直面する複合的な経営課題も指摘されている。

クラブ名の「ラフィアン」は、1970年代に活躍したアメリカの競走馬に由来する。創設者の岡田繁幸氏がクレイボーンファームで修行中にその馬の才能を見抜いたことが名前の由来となっており、クラブの歴史と理念を象徴する名前だった。

今後、母体のビッグレッドファームは生産事業を継続する見込みだが、「赤、緑袖赤一本輪」の勝負服が見納めになる可能性も出てきた。一口馬主制度全体への影響も懸念されており、金融庁の規制強化が業界に与える影響が注目されている。