若隆景優勝
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2026年5月24日、大相撲夏場所の千秋楽(両国国技館)で小結・若隆景が優勝決定戦を制し、2022年3月の春場所以来25場所ぶり2度目の幕内最高優勝を達成した。この25場所というブランクは歴代3位の長期記録であり、その劇的な復活劇がSNSを中心に大きな話題を呼んでいる。

千秋楽の本割では、若隆景が藤凌駕を肩透かしで下し、大関・霧島が宇良に勝利。両者が12勝3敗で並んだため優勝決定戦に突入した。決定戦では若隆景が霧島を一気に押し出して制し、賜杯を手にした。

今場所の若隆景は、2026年3月の春場所で右肘を痛めて14日目から途中休場するという苦境からのスタートだった。今場所は初日の5日前から稽古を再開し、分厚いサポーターを巻いて出場。2日目に大関・琴桜を破るなど4連勝でスタートを切ったが、11日目に霧島に敗れて3敗に後退。そこから4連勝して千秋楽に臨み、見事に頂点を極めた。

若隆景は福島県出身で荒汐部屋所属の小結。兄・若元春(関脇)、長兄・若隆元とともに「大波三兄弟」として知られる。四股名は戦国大名・毛利元就の三男・小早川隆景に由来し、「三本の矢」の逸話にちなんで命名されている。優勝後の支度部屋では兄・若元春と握手する場面が多くのファンの心を打った。

優勝インタビューでは「怪我した時に支えてくれた家族の前で優勝できて嬉しい」「子供に優勝してねと言われた」と語り、家族への感謝の言葉がSNSで広く拡散された。今場所は横綱不在という大混戦の中、若隆景と霧島の一騎打ちが場所を盛り上げ、劇的な千秋楽を演出した。また、今場所は7回目の技能賞も受賞しており、技術面でも高い評価を受けている。