エリカエクスプレス
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2026年5月17日に東京競馬場で行われた第21回ヴィクトリアマイル(GI)で、事前に多数の予想アカウントから「消し馬」と断言されていたエリカエクスプレスが3着争いに加わったことで、SNS上で大きな話題となっている。

レースは単勝1.9倍・1番人気のエンブロイダリー(ルメール騎乗)が1位入線し、G1・3勝目を達成。2位入線はカムニャック(2番人気)で、3着争いはエリカエクスプレス(5番人気)とクイーンズウォーク(3番人気)の接戦となった。

エリカエクスプレスが「消し馬」とされた主な根拠は、東京芝実績が『0-0-0-1』と乏しかったこと、そして当初騎乗予定だったルメール騎手に乗り替わりされた経緯だった。前日オッズは20.8倍の5番人気で、BOOKERS競馬をはじめとする影響力の大きい予想アカウントが「消し」指定していたため、その予想を信じて馬券から外したファンが多数いたとみられる。

一方で、エリカエクスプレスには好材料もあった。武豊騎手が騎乗し、調教評価は「A」を獲得。武豊騎手自身も追い切り後に「落ち着きが出てきました」と好感触を語り、陣営も「向正面からのスタートはいい」「元気にカイバを食べていた」と心身の充実ぶりをアピールしていた。2枠4番という内枠も有利な条件とされており、これらを重視した一部の予想者はエリカエクスプレスを対抗・穴馬として評価していた。

SNSでは「消し馬」指定が裏目に出た衝撃と自嘲・後悔の声が広がる一方、エンブロイダリーの強さを称える声や、エリカエクスプレスを評価していた予想者の「やっぱり来た」という声も混在。「東京芝実績・騎手選択」を根拠とした消去法予想と、「調教評価・枠順」を重視した評価のどちらが正しかったかが論点となり、競馬予想の難しさを改めて実感するムードが漂っている。なお、香港でも馬券が発売されており、エリカエクスプレスの中国語表記「紅顏特急」も競馬ファンの間で話題となった。