北海道・三陸沖後発地震注意情報
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2026年4月20日、三陸沖でMw7.4(M7.5)の地震が発生し、気象庁・内閣府が同日19時30分に「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表したことで、このキーワードが急速にトレンド入りしている。

今回の地震は16時52分に発生し、青森県階上町で最大震度5強を観測した。東北・北海道の太平洋沿岸には津波警報も発表された。気象庁は地震発生後に規模の精査を進め、約2時間40分後の19時30分に後発地震注意情報を発表。高市首相も「特別な備えとしてすぐに避難できる態勢の維持を」と呼びかけた。

「北海道・三陸沖後発地震注意情報」とは、日本海溝・千島海溝沿いで大きな地震が発生した際に、さらに大きな「後発地震」への注意を促す制度だ。2022年12月16日に運用が開始され、2025年12月9日の青森県東方沖M7.4の地震の際に初めて発表された。今回はその2回目の発表となる。

この制度が設けられた背景には東日本大震災の教訓がある。2011年3月、M7.3の地震が発生した2日後にM9.0の本震が起き、未曾有の被害をもたらした。この「前震→本震」のパターンを踏まえ、大きな地震の後に巨大地震が続く可能性に備えるための仕組みとして制度化された。

今回の対象は北海道から千葉県にかけての182市町村。後発地震が実際に発生する確率は約1%程度と高くはないが、発生した場合の想定死者数は最大約19万9千人とされており、リスクの大きさから広域での注意が求められている。また、三陸沖では2025年11月から地震活動が活発化しており(11月9日M6.9、2026年3月26日M6.7)、今回の地震もその流れの中で発生した。

1週間程度は日常生活を維持しながらも、迅速に避難できる態勢を整えておくことが求められている。東京電力など企業・自治体も相次いで対応態勢を表明しており、社会全体での備えが進んでいる。