#ザ・ノンフィクション
画像: AI生成

2026年3月22日(日)午後2時から放送されたフジテレビ『ザ・ノンフィクション』が、放送中からXで大きな話題を呼んでいる。今回密着したのは東京・池袋のベンチャー企業「グローバルパートナーズ株式会社」。「ゾス」という掛け声で全員が絶叫する朝礼や厳しい指導体制で知られる同社に、夢を抱えて飛び込んだ新入社員2人の1年間を追ったドキュメンタリーだ。

番組では、営業成績トップクラスのひまりさん(22歳)と、入社3ヶ月で売上ゼロの伊藤さん(22歳)の対照的な姿が描かれた。視聴者に特に強烈な印象を与えたのは、女上司がスーパードライをラッパ飲みしながら「破局した彼女なんて忘れろ」と迫るシーン、ミラーボールが回る空間での全員ダンス、「アポ アポ アポ」と行進しながら唱える光景などだ。ナレーションを担当した富田望生も「その光景は一見、怪しげな新興宗教のようにも見えますが」と語っており、番組自体がこの企業文化の異様さを示唆する構成となっていた。

これらのシーンが次々と放送されるたびに、Xでは「ブラック企業では」「近い将来自殺者が出る」「逃げたほうがいい」といった批判コメントが殺到。放送中にXのトレンド2位に浮上するほどの炎上的バズとなった。特に伊藤さんへの「辞めるのは負けでも逃げでもないよ」「その感覚は正常です」という視聴者からの呼びかけが相次ぎ、テレビ番組の枠を超えた当事者へのメッセージ性を帯びた異例の展開となっている。

一方で「フジテレビよくやった」「何人か救えそう」と放送の社会的意義を評価する声や、「自分の会社はまともだと再認識した」と自分の職場環境を相対化して安堵する声も一定数見られ、単純な炎上にとどまらない広がりを見せている。

代表の山本康二氏は「日本一若者を信じる会社を目指す」と掲げており、同社はSNSでも以前から「ゾス」の掛け声で話題になっていた企業だ。後編は3月29日(日)に放送予定で、成績トップのひまりさんの行方や伊藤さんのその後に注目が集まっている。