スズハローム
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2026年4月4日、中山競馬場で行われた第58回ダービー卿チャレンジトロフィー(G3・芝1600m)で、10番人気のスズハロームが最後方から大外一気の末脚を繰り出し、重賞初制覇を果たした。この劇的な勝利が競馬ファンの間で大きな話題となっている。

レースでは、スズハロームが道中最後方を追走し、直線で大外から豪快に伸びてわずかに差し切った。2着争いはサイルーン(6番人気)とファーヴェント(1番人気)の写真判定となり、サイルーンが2着、ファーヴェントが3着に入った。勝ちタイムは1分33秒4。騎乗した藤懸貴志騎手の歓喜の雄叫びも大きな話題を呼んだ。

この勝利が単なる穴馬の激走以上に注目される理由は、スズハロームと藤懸騎手の「復活劇」にある。スズハロームはかつて4戦連続で2桁着順の大敗を喫していたが、藤懸騎手がほぼ毎日調教に騎乗し、メンコを外すなど試行錯誤を重ねた。その結果、2026年2月14日の洛陽ステークス(リステッド・芝1600m)で7番人気ながら約1年11か月ぶりの勝利を挙げ、今回のダービー卿CTでも10番人気での重賞制覇につなげた。

スズハロームは父サトノダイヤモンド、牡6歳、栗東・牧田和弥厩舎所属。4代母に桜花賞馬アラホウトクを持つ血統で、UAEダービーを制したワンダーディーンとも遠縁にあたるとして血統マニアからも注目を集めている。また、銀白色と黒のグラデーションを持つ「ラビカーノ」という珍しい毛色も話題の一因となっている。

藤懸貴志騎手にとっては重賞2勝目となる今回の勝利。人馬の絆と粘り強い立て直しが実を結んだ復活劇として、SNS上では「ほんまに嬉しそう」「歓喜の雄叫びが響き渡っていた」など感動の声が相次いでいる。