本日2026年2月19日、ソウル中央地裁が韓国の尹錫悦前大統領に対し、内乱首謀罪で無期懲役の判決を言い渡した。検察は1月に死刑を求刑していたが、裁判所は死刑を回避する判断を下した。
事の発端は2024年12月3日午後10時28分、尹大統領が突如として非常戒厳を宣言したことにある。国会に軍を送り込み、国会の機能を停止・麻痺させようとした行為が内乱首謀罪に問われた。この戒厳令は短時間で解除されたものの、2025年4月4日に憲法裁判所が尹大統領を罷免。その後、特別検察官による捜査が進められ、今回の判決に至った。
裁判所は判決理由として「民主主義の核心的価値を毀損し、多くの公職者を巻き込み韓国社会に算定不能な被害を与えた」と指摘する一方、「緻密に立てた計画ではなく、ほぼ失敗に終わり実害は小さい。本人に前科がなく高齢である」として死刑を回避した。尹被告は死刑求刑後に938ページに及ぶ意見書11件を提出するなど、執念の反撃を見せていた。
当時首相だった韓悳洙被告には懲役23年の実刑判決が言い渡されるなど、関係者にも厳しい判断が下されている。韓国では1997年を最後に死刑執行が行われておらず、事実上の死刑廃止国となっている。
SNS上では「韓国は司法が機能している」として日本との比較で自国への不満を表明する声が目立つ。また韓国歴代大統領の多くが退任後に逮捕・起訴されてきた歴史から「大統領になったら罪になる国」という皮肉も共有されている。一方で保守派からは「無罪主張なのに無期」との批判も上がっており、判決への評価は分かれている。



民主主義の核心的価値を毀損し、多くの公職者を巻き込み韓国社会に算定不能な被害を与えた。ただし緻密に立てた計画ではなく、ほぼ失敗に終わり実害小さい。本人に前科なく高齢だとして死刑にはせず→韓国・尹前大統領に無期懲役判決 戒厳令巡り 検察は死刑求刑- 毎日新聞 https://t.co/vU2HYCC8dn