ベレシート
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日本ダービー(第93回・2026年5月31日)の有力候補として注目されていたベレシートが、本番わずか7日前に出走回避を発表したことで、競馬ファンの間に大きな衝撃が走っている。

2026年5月22日(金)の追い切り後、ベレシートの右前脚の膝裏に腫れが見つかり、跛行が確認された。エコー検査の結果、右前肢の浅屈腱の支持靭帯を痛めていることが判明。管理する栗東・斉藤崇史調教師のもと、サンデーサラブレッドクラブが5月24日(日)に公式発表した。今後は来週中にノーザンファームしがらきへ放牧に出る予定となっている。

ベレシートが特に注目を集めていた理由は、その血統にある。父エピファネイア、母はGI4勝を誇る名牝クロノジェネシスという良血で、クロノジェネシスの初子として競馬ファンやPOGプレイヤーから高い期待を寄せられていた。前走の京都新聞杯(2026年5月9日)では2着と好走し、ダービーへの出走権を確保。母クロノジェネシスの現役時代の主戦騎手でもある北村友一騎手が鞍上を務める予定で、母子同一コンビでのダービー挑戦としても話題を呼んでいた。

X(旧Twitter)では、デビュー前から「難しい脚元」を抱えていたことを知る関係者の証言も拡散されており、そのリスクを抱えながらダービー出走まで漕ぎ着けた関係者の努力を称える声も多い。「残念すぎる」「お大事に」という落胆の声が大勢を占める一方、馬と関係者を労う温かいコメントも目立つ。

出走枠への影響も注目点だ。今年の日本ダービーは登録馬20頭に対してフルゲートが18頭。ベレシートの回避により、除外候補だったケントンとカフジエメンタールのいずれかが抽選で繰り上がり出走できることになった。また、タイダルロックに続く有力馬の相次ぐ回避により、ロブチェンやリアライズシリウスを中心とした予想が活発化している。東京競馬場・芝2400メートルで行われる第93回日本ダービーは5月31日(日)15時40分発走予定だ。