GPT-5.5
画像: AI生成

OpenAIが2026年4月23日、新モデル『GPT-5.5』を正式リリースしたことで、AIコミュニティが一斉に沸き立っている。GPT-5.4のリリースからわずか数週間という異例のスピードでの登場は、AI開発競争の激化を改めて印象づけるものだ。

GPT-5.5はコードネーム『Spud(スパッド)』として事前にリーク情報が飛び交っており、OpenAI開発者アカウントによるBase64エンコードのヒントやOpenRouter上でのモデル名確認など、リリース前から情報収集コミュニティが活発に動いていた。正式発表はその予測通りの形で実現した。

最大の特徴は、推論速度をGPT-5.4と同等に維持しながら、ほぼすべての評価指標でGPT-5.4を上回る点だ。特にエージェント機能が大幅に強化されており、複数のツールを活用しながら自らの作業を検証しつつタスクを最後までやり遂げる設計となっている。OpenAIはこれを『答えるAI』から『仕事を進めるAI』へのパラダイムシフトと位置づけている。

コーディング支援ツール『Codex』においては、タスク完了に必要なトークン数が大幅に削減されており、開発者にとってのコスト効率向上が期待される。外部参照やプラグイン連携も強化されたとされ、エンタープライズ用途での活用拡大が見込まれる。

競合との比較では、AnthropicのClaude Opus 4.7に対してSWE Bench Pro以外の指標で優位に立ちつつ、上位モデルであるClaude Mythosの約1/5のコストで利用できるという点が技術者層から注目されている。

提供プランはPlus・Pro・Business・EnterpriseおよびAPIで、ChatGPTとCodexから即日利用可能。今後はGPT-5.5の実務活用事例の蓄積と、AnthropicのMythosとの本格的な性能比較が注目点となる。