「婚約破棄」が2026年5月20〜21日にかけてトレンド入りした背景には、ABEMAの婚活リアリティショーでの感動的な場面の拡散と、なろう系小説・漫画ジャンルの継続的な人気という、全く異なる二つの流れが重なったことがある。
ABEMAで放送中の婚活リアリティショー『時計じかけのマリッジ』は、婚活初心者の女性たちがハイスペック男性の中から結婚相手を探す番組だ。5月19日(火)夜10時に放送された第4話では、ABEMAアナウンサーの西澤由夏(32歳)が、3歳年下のイケメンモデル・S・リョウ(29歳)との婚約を破棄する決断を下した。破棄の直接的な理由は、S・リョウ本人から「恋愛として見ていなかった」という告白を受けたこと。西澤アナは「いっぱい失った」と涙を止められない場面を見せ、この様子が放送翌日にSNSで広く拡散。ABEMA TIMESやENCOUNTなど複数のメディアが5月20日に一斉に記事を公開した。
一方、「婚約破棄」はなろう系・異世界恋愛小説において長年にわたって人気の定番ジャンルでもある。中世ヨーロッパ風の世界を舞台に、女性主人公が王子などから婚約を破棄され、その後「ざまぁ展開」で幸せを掴むという構成が読者に支持されており、5月20日にもカクヨムやネオページなど複数のプラットフォームで新作・更新投稿が相次いだ。漫画アプリのピッコマでは『なにがなんでも婚約破棄したい悪役令嬢を、脳筋王太子は絶対逃がさない』が2025年10月30日より独占配信されているほか、『婚約破棄23回の冷血貴公子は田舎のポンコツ令嬢にふりまわされる』のコミカライズ連載も開始されるなど、商業展開も活発だ。
リアリティショーでの感情的な場面への共感と、フィクションの「婚約破棄」ジャンルへの需要が同じタイミングで盛り上がったことで、「婚約破棄」というキーワードが幅広い層から注目を集める結果となった。番組の続きの展開にも注目が集まっている。
新作短編、投稿しました。 異世界恋愛らしいやつを、ひさびさに書きたくなって、ベタに書きました。 「婚約破棄された辺境伯令嬢ですが、実は聖女の力など必要なく魔力の女神でした~冷酷公爵様とモフモフに溺愛されながら、失われた領地を蘇らせます~」 https://t.co/Jc4Fc336VI