Appleが複数の重要な動きで注目を集めている。最も具体的なニュースは、Apple Cardの発行機関がゴールドマン・サックスからJPモルガン・チェースに移管されることだ。Apple Cardは2019年に米国で開始されたクレジットカードサービスで、これまでゴールドマン・サックスが発行・運営を担当してきた。今回の移管により、JPモルガン傘下のチェースが新たな発行機関となる。
一方、AI分野ではAppleの戦略が再評価されている。他のテック大手がAIに巨額投資を行う中、Appleは比較的慎重な姿勢を維持してきた。この判断が「先見の明」だったのではないかという見方が出ている。AI投資の回収が不透明な中、過度な投資を避けたことが結果的に賢明だった可能性がある。
しかし、株式市場ではAlphabetが7年ぶりに時価総額でAppleを上回った。これはAI戦略の違いが株価に反映された結果とも言える。GoogleのAI技術への積極投資が市場から評価される一方、AppleのAI対応の遅れを懸念する声もある。
今後は、Apple Cardの移管がスムーズに進むか、またAppleがAI分野でどのような巻き返しを図るかが注目される。金融事業の安定化とAI競争力の強化という二つの課題にAppleがどう対応するかが、今後の企業価値を左右する重要な要素となる。