LINEの安否確認
画像: AI生成

2026年3月10日、LINEが安否確認機能の体験版を一日限定で公開したことが大きな話題となっている。翌3月11日が東日本大震災から15年の節目にあたることから、LINEが防災意識の啓発を目的として実施したとみられる。

LINE安否確認は、震度6以上などの大規模災害が発生した際にLINEのホーム画面に赤枠で自動表示される機能だ。「無事」または「被害あり」を選択して報告すると、LINE上の友だち全員に自動的に共有される仕組みで、2022年2月に実装された。2024年1月の能登半島地震では約2週間で全国1200万人以上のユーザーが安否を報告した実績を持つ。

今回の体験版は2026年3月10日の0時から23時59分までの一日限定で公開されたが、多くのユーザーにとって事前告知がなく突然の表示となったため、「どこかで災害があったのか」と誤解する声が相次いだ。また、画面上に「体験版」と明示されていなかったことも混乱に拍車をかけ、「体験版ならそうデカデカと書いてくれ」という声もX上に多く投稿された。

さらに深刻な問題として浮上したのが、体験版を悪用した虚偽報告だ。実際には被災していないにもかかわらず「被害あり」を選択してふざける投稿が報告され、「本当に安否情報を知りたい人が埋もれる」「不謹慎にも程がある」といった批判がX上で拡散した。悪ふざけへの批判投稿は多くのいいねを集め、これがトレンド入りの主な原動力となっている。

一方で、機能自体の有用性を評価する声も一定数存在する。「便利な機能だと感じた」「今のうちに触っておきたい」といった肯定的な反応もあり、3.11前日という時期設定への評価は分かれている。

なお、誤って安否ステータスを送信してしまった場合は、「ステータスを編集」→「ステータスを削除」→「削除」の手順で削除することが可能だ。