2026年5月14日、カバー株式会社がホロライブのメタバースプロジェクト「ホロアース」を2026年6月28日(日)21時をもってサービス終了すると公式発表し、大きな話題となっている。
「ホロアース」は2025年4月24日に正式リリースされたホロライブをテーマにしたメタバース空間で、ユーザーがアバターを使って交流したり、バーチャルライブを楽しんだりできるプラットフォームとして展開されてきた。しかし正式リリースからわずか約1年2ヶ月での終了という異例の結末を迎えることになった。
今回の発表で特に注目されているのが、その財務的インパクトの大きさだ。カバー株式会社はホロアース関連のソフトウェア資産等について帳簿価額の全額を減損処理し、31億9900万円(約32億円)を特別損失に計上することを決議。この影響で2026年3月期の当期純利益は30億1600万円となり、当初予想の57億円から約47.1%の大幅な下方修正となった。さらに代表取締役社長と取締役CTOが月額基本報酬の20%・2ヶ月分相当額を自主返納するという、上場企業としても異例の経営責任対応が取られた。
サービス終了に向けたスケジュールも段階的に設定されており、有償ホロコインの販売は発表当日の5月14日に即時停止。公式有償アイテム等の販売は6月3日23時59分に停止し、サービス本体は6月28日21時に終了する。未使用のホロコインやクリエイターポイントについては、2026年6月29日12時から9月30日12時まで払戻しを受け付ける予定だ。
カバー株式会社は今後の方針として、ホロアースプロジェクトで得られた技術的成果を既存事業へ集約し、タレント活動の支援および表現技術の深化へ経営資源を再配分すると説明している。プロジェクト責任者の福田一行氏からのメッセージも公式サイトで公開されている。
ファンからはクリスマスライブなどのイベントへの感謝と惜別の声が多数上がる一方、約32億円という損失規模や短期終了に対する経営判断への批判も噴出しており、ホロライブファンと投資家の双方から注目を集める事態となっている。
ホロアースがあったから出たTシャツとかもあったりしてすごく悲しいけど 今後色んな開発がすすんでライブとかできるバーチャル世界がまたできればいいなぁなんて𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆✩ 今までありがとうホロアース▶ https://t.co/al20rs9L7s
「当社が開発を進めていた「ホロアース」関連のソフトウェア資産等について、開発方針の転換および現行サー ビスの終了に伴い、帳簿価額の全額を減損処理することを決議し、当該 3,199 百万円を減損損失として特別損失に計上いたしました。」 https://t.co/t6JzTFWQOYホロアース終了 減損