閉山中の富士山
画像: AI生成

2026年1月18日、閉山中の富士山8合目登山道で中国人男性が転倒後に滑落し、消防に救助を要請した。男性は「右足首をケガして歩けない」と通報し、18日朝から単独で登山していたとみられる。山岳遭難救助隊が現地に到着したものの、男性は自力歩行ができない状態で、搬送は後発隊の到着を待って実施される予定となっている。

富士山は冬季閉山中であり、登山道は閉鎖されている。にもかかわらず、冬の富士山では遭難が連続発生しており、大晦日にも遭難事案が発生していた。静岡県警は「拘禁刑又は30万円以下の罰金に処される可能性があります」と警鐘を鳴らし、救助活動の過酷さを示す動画も公開している。動画では強風で前に進めず身をかがめて耐える救助隊員の様子が映されている。

富士宮市長は閉山期の救助有料化を主張しており、自治体や救助隊の負担軽減が課題となっている。冬季の富士山は気象条件が厳しく、アイスバーンや強風により滑落リスクが極めて高い。専門家は十分な装備と経験なしの冬季登山は自殺行為に等しいと警告している。今回の事案を受け、閉山期登山への規制強化や救助費用負担の議論が再燃する可能性がある。