リョウ・ルーツ
画像: AI生成

スマートフォンゲーム「SDガンダム ジージェネレーション エターナル(Gジェネエターナル)」の公式が2026年4月16日実装予定の新ユニットとしてUR「Ex-Sガンダム(EX)」を発表した。しかし、そのパイロットとして本来の搭乗者であるリョウ・ルーツではなく、UR「ヤサカ・マオ」が採用されたことがX上で大きな話題となり、「リョウ・ルーツ」がトレンド入りした。

リョウ・ルーツは、1987年から模型情報誌「モデルグラフィックス」に連載されたガンダム・センチネルの主人公であり、SガンダムおよびEx-Sガンダムのパイロットとして知られる。一方、ヤサカ・マオはガンダムビルドファイターズの登場人物で、Ex-Sガンダムのガンプラを使用していたキャラクターとされており、今回はその縁からパイロットとして採用されたと見られている。

なぜリョウ・ルーツが採用されないのか、その背景にあるのが「センチネル版権問題」だ。ガンダム・センチネルは機体の版権とキャラクター・ストーリーの版権が分かれているとされており、機体であるEx-Sガンダムはプラモデルやゲームに登場できる一方、リョウ・ルーツをはじめとするキャラクターやストーリーの使用には別途の権利処理が必要とされている。この問題により、過去の「機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST」でもEx-Sガンダムはパイロット無しの状態で実装されるなど、リョウ・ルーツのゲーム参戦は長年実現が困難な状況が続いてきた。

さらに、過去のゲーム作品でリョウ・ルーツの声を担当していた声優・藤原啓治氏が逝去されており、後任声優も未定のままであることも、実装のハードルをさらに高めている要因の一つとなっている。なお、ガンダムトライエイジではEx-Sガンダムとリョウ・ルーツが同時参戦しているリアル頭身ゲームとして知られており、ファンにとって貴重な存在となっている。

4月16日の実装を目前に控えた今回の発表は、長年センチネル版権問題を知るファンにとって「またか」という落胆と、問題の根深さを改めて認識させる出来事となった。