#ぼくらのコミケ史
画像: AI生成

コミックマーケット(コミケ)の創設50周年を記念したNHKのドキュメンタリー特番『ぼくらのコミケ史 好きが紡いだ50年』が2026年3月1日(日)夜11時にNHK総合で放送され、放送中から視聴者のX投稿が殺到してトレンド入りした。

番組はコミケの半世紀にわたる歴史を、初公開の貴重な資料やNHKに残る懐かしの映像を交えながら振り返る内容。出演者にはコスプレイヤーのえなこ、51回の出展経験を持つ漫画家・島本和彦、評論家の宇野常寛、アニメ・特撮研究家の氷川竜介が名を連ね、語りを声優の上坂すみれが担当した。コミケ文化に深く関わる顔ぶれが揃ったことで、放送前から注目度が高まっていた。

コミケの歴史は1975年12月21日、東京・虎ノ門の日本消防会館で開催された第1回にさかのぼる。参加サークル32、来場者約700人という小規模なスタートから、現在では東京ビッグサイトで2日間計30万人が来場する巨大イベントへと成長した。番組ではコスプレ文化の誕生をめぐる当時の議論や、女性同人誌の熱狂的な広がりなど、コミケが歩んできた文化的変遷も掘り下げた。

放送中はリアルタイムで視聴者がXに感想を投稿し続け、「コミケは年に2回のハレの場」「コミケは全員参加者」といった番組内のフレーズへの共感の声が広がった。さらに「番組に映り込んだ」と報告する参加者本人の投稿も相次ぎ、コミケコミュニティならではの盛り上がりを見せた。NHKに対して過去の報道姿勢を振り返る声も一部上がるなど、50年の歴史を持つ文化への多様な思いが交錯した。

番組に資料撮影などで協力した明治大学米沢嘉博記念図書館では、2026年2月27日から6月15日まで「コミケ50周年展-コミケにまつわる50のアイテム-」を開催中で、番組に登場した資料の現物を実際に見ることができる。放送はNHK ONEで同時・見逃し配信も予定されており、引き続き視聴できる。