ちらし寿司
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2026年3月3日のひな祭り当日、「ちらし寿司」がXでトレンド入りした。ひな祭りの定番行事食として毎年この時期に注目を集めるが、今年は前日夜の配信コンテンツでの話題も重なり、例年以上の盛り上がりとなった。

ちらし寿司がひな祭りの食卓に定着したのは大正時代以降とされている。「寿司」には『寿を司る』という意味があり、古くから祝いの席で振る舞われてきた伝統がある。具材にもそれぞれ縁起の良い意味が込められており、エビは「長寿」、レンコンは「将来の見通しが明るい」、豆は「健康でまめに働く」、錦糸卵は「金銀財宝」を表すとされる。女の子の健やかな成長と幸せを願うひな祭りにふさわしい料理として、長年にわたって親しまれてきた。

地域によってスタイルも異なり、関東では生魚を使った華やかな盛り付けの「江戸前ちらし」、関西では具を混ぜ込んだ「ばらずし・五目ずし」が主流だ。今年は百貨店の特製弁当から家庭の手作りまで、多様な形で楽しまれている様子がXに投稿された。

今年特に話題を呼んだのが、前日夜の配信コンテンツでの「ちらし寿司にマヨネーズをかける」という発言だ。出演者の反応とともに拡散し、伝統的な行事食へのアレンジの是非について、笑いを交えた和やかな議論がSNS上で展開された。また、ごま油・塩昆布・大葉・刺身を組み合わせた「大人のちらし寿司」アレンジレシピも注目を集め、伝統的な具材にとらわれない新しいちらし寿司への関心が高まっている。

なお、3月3日は「春のちらし寿司の日」としても制定されており、ひな祭りと重なるこの日に行事食への関心が一層高まる構造となっている。スクウェア・エニックスやフジテレビなど企業・メディアアカウントもちらし寿司に絡めた投稿を行い、話題の広がりに一役買った。