重慶
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中国内陸部の主要都市・重慶市が環境保全と経済発展の両面で注目を集めている。

長江上流に位置する重慶では、「生態回廊」と呼ばれる生態系修復プロジェクトが進展している。このプロジェクトは長江流域の自然環境を保全しながら、観光資源としての活用も視野に入れた取り組みで、環境保護と地域経済の活性化を両立させる試みとして評価されている。

一方、製造業の面では2026年1月、今年度最初となる新エネルギー車を積載した輸送列車が重慶から出発した。この列車は鉄道と海上輸送を組み合わせた複合輸送方式を採用しており、「重慶製」の新エネ車を効率的に輸出する体制が整備されている。中国は世界最大の電気自動車生産国であり、重慶はその重要な製造拠点の一つとなっている。

重慶市は中国西部の経済発展を牽引する直轄市として、環境に配慮した持続可能な発展モデルの構築を進めている。長江経済ベルト構想の一環として、生態系保全と産業発展の調和を図る取り組みは、中国の他地域や国際社会からも関心を集めている。今後は生態回廊を活用した観光産業の発展や、新エネルギー車産業のさらなる成長が期待される。