朝ドラ受け
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2026年3月27日、NHK連続テレビ小説第113作『ばけばけ』が最終回を迎えた。しかし最終週(3月23日〜27日)はセンバツ高校野球中継のため『あさイチ』が休止となり、恒例の「朝ドラ受け」が行われないことが事前に報じられていた。多くのファンが「最終回なのに朝ドラ受けがない」と残念がっていたところ、思わぬ形でその寂しさが埋められることになった。

朝ドラ放送直後に始まったセンバツ準々決勝第1試合の中継冒頭で、実況を担当したNHKの横山哲也アナウンサーが代わりに「朝ドラ受け」を実施したのだ。横山アナは「高校球児たちの、ナイスゲームを、ネガイマス!」「最後にトキとヘブンの最高の笑顔が観られました」などとコメント。さらに「笑ったり転んだり、日々生活していますと色々なことがありますけれども、その何気ないことが、振り返ると本当に愛おしく素晴らしいものだと気付かせてもらいました」と、ドラマのテーマを丁寧に言葉にした。

「ネガイマス」「スバラシ」はいずれも『ばけばけ』の劇中で使われる独特の言い回し。横山アナが事前にドラマを視聴し、これらの言葉を盛り込んだ原稿を準備していたとみられ、視聴者からは「粋すぎる」「ありがとう」「泣き笑いしてます」と感謝の声が相次いだ。

「朝ドラ受け」は2010年4月の『あさイチ』第3回放送で自然発生的に始まった文化で、朝ドラ終了直後に司会者らが感想を語り合うコーナーとして定着してきた。今回のように高校野球の実況アナが代行するのは前代未聞の出来事で、「センバツで朝ドラ受けが来るなんて」「史上初では」と驚く声が多数上がった。

『ばけばけ』は全話平均視聴率15.3%、番組最高16.5%を記録した人気作。最終回の感動に加え、予想外のサプライズが重なったことで、SNS上では「#ばけばけ」「#センバツ」「#朝ドラ受け」が同時にトレンド入りする事態となった。また「配信にはない地上波リアタイの醍醐味」としてテレビの価値を再評価する声も上がり、単なる朝ドラファンの話題を超えた広がりを見せている。