鋼の錬金術師
画像: AI生成

『鋼の錬金術師』が2026年3月15日前後にXでトレンド入りした背景には、複数の出来事が同時期に重なったことがある。

最大のきっかけとなったのは、スマートフォンゲーム「アークナイツ:エンドフィールド」のゲーム内要素が、ハガレン作中に登場する「血の紋」を連想させるとして拡散した投稿だ。この投稿は1150いいねを集め、ゲームファンとハガレンファンの層が大きく重なっていることを示した。「管理人...武陵に血の紋を刻むのです」といったユーモラスな反応も相次いだ。

これと並行して、3月上旬にABEMAで第1期・第2期の全話一挙配信が実施されたことで、久しぶりに作品を見返したファンや初めて視聴する新規層が増加。さらにTVアニメ第1話がYouTubeで3月6日18時より1週間限定無料公開されており、3月19日まで視聴可能な状態が続いている。「ABEMAで旧版を見終わって今は新版を観ている」「初代と二代目、両方ともAbemaで無料配信なのが有難い」といった投稿が多数見られた。

Xでは作品の解釈をめぐる論争も話題を広げた。イズミ・カーティスが人体錬成を行った動機について「興味本位」と表現した投稿に対し、「兄弟の『母に会いたい』とイズミ・カーティスの『子に会いたい』という切実な願いを興味本位と思うのは作品を理解していない」という反論が多数投稿された。作品への深い愛着を持つファンが、誤った解釈に対して丁寧に反論する姿が目立った。

荒川弘先生の自画像(ホルスタイン牛)にまつわるエピソードも拡散。「ホルスタインだから女性と示していたつもりだったが農家の常識は社会の非常識」というユーモラスな話が改めて注目を集め、作者への親しみと敬意が表明された。

今後の展開としては、グランブルーファンタジーとのコラボイベントが2026年5月15日より開催予定で、エドワード・エルリック(声:朴璐美)が登場することが発表されている。また劇場版2作品の4Kリマスター特別上映も予定されており、ハガレン関連の盛り上がりはしばらく続きそうだ。荒川弘先生の最新作『黄泉のツガイ』のTVアニメも4月放送開始予定で、「鋼の錬金術師×黄泉のツガイ展」が2026年8月13日から東京・松屋銀座で開催決定するなど、関連コンテンツへの注目も高まっている。