GW明けの5月12日前後、Xのタイムライン上で「同時開催中」というフレーズが一気に増加し、トレンドワードとして注目を集めた。
きっかけのひとつは、Adoの新曲「春に舞う」の配信リリースだ。この楽曲はABEMAオリジナル恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』の新シリーズ主題歌として2026年3月に決定し、5月12日(火)に正式配信された。作詞はトミタカズキ(SUPA LOVE)・藤原優樹(SUPA LOVE)、作曲・編曲はトミタカズキ(SUPA LOVE)が手がけた書き下ろし楽曲だ。リリースと同日、「春に舞う」を歌って応募するとオリジナルミニポーチが当たる「Ado × 今日好き コラボキャンペーン」がスタート。告知投稿には「歴代主題歌キャンペーンも同時開催中」というフレーズが添えられ、ファンの間で大きな反響を呼んだ。
同じタイミングで、フィットネスサービスのchocozapも「GWで食べ過ぎた…でも連休で出費が重なったから節約したい」という消費者心理を突いたコピーで、最大2ヶ月無料の5月ゲリラキャンペーンを展開。「ゲリラキャンペーンも同時開催中」という告知がリポスト多数を獲得した。
さらに、イングリッシュマフィンブランドのPascoがペアリングキャンペーンとレシート応募キャンペーンの「同時開催」を告知し、第一不動産がX・Instagram両プラットフォームでの「同時開催」キャンペーンを5月13日に投稿。ファッション誌アカウントはメゾン マルジェラの春夏コレクションポップアップが伊勢丹新宿店の本館・メンズ館で「同時開催中」と伝えた。
このように、GW明けという消費・健康需要が高まる時期に、まったく異なる業種の企業が「同時開催中」という同一フレーズを使ったキャンペーン告知を集中的に投稿したことで、フレーズ自体がXのトレンドに浮上した形だ。特定の事件や炎上ではなく、企業のSNSマーケティングが生み出した「定型句トレンド」という珍しい現象といえる。